失敗の多くは、ついボランティアになってしまうこと

整体師やトレーナーを志す方は、よく言えば「お人よし」が多いという印象です。人が良く、サービス精神が旺盛で、気が付けば無料で何時間でもサービスをしてしまうのです。

しかし、プロとして活動するには、これは一番やってはいけないことです。

お金をいただくということは、自分たちが生み出した価値への対価であり、これを無料にしてしまうというのは、クライアントと公平な価値交換をすることを拒否したということになり、逆に言えば「無責任」な施術が行える状態を生むことにもなってしまいます。

「今回はよくならなかったので、無料にしますね。」

一見聞こえはよいかも知れませんが、もうこの時点でクライアントとの信頼関係は終わりです。

「無料だから、良くならなくてもごめんね。」なのです。

クライアントは真剣に、責任をもって自分の身体を見てくれる人を探しているのです。

高い価値を感じてもらえるように努力することがプロである

仕事というのは、高い価値を生み、その価値と引き換えにお金をいただくことです。

料金を設定し、その分の価値を生み出す。価値が生み出せなければ失敗。これがプロとして仕事するということなのです。

料金を低く設定して、価値を生み出す努力を怠る環境を作るのは、プロではなく単なる趣味です。

そして価値を高めるためには、本物の技術を身につけるしかないのです。プロの世界に逃げ道はありません。

そこまでやれる自信があるのであればこの世界で生き残っていけますし、そこから逃げてしまうのであればいつまで経ってもアルバイトにも及びません。

経営の根本にあるもの、それは「高いお金をいただけるだけの価値を生み出す」ということひとつなのです。

値付け「プライシング」と、売り方「営業」、売り出し方「マーケティング」

経営学といっても、先ほど例に出した料金設定の基本的な考え方、そして自分を売るための「営業」、そしてどうやって売り出していけば人の心に刺さるのかという「マーケティング」など、経営には様々な要素が絡みます。

「物に価値をつけて売る」という、これはどんな仕事においても同じことです。

経営について勉強しない整体師やトレーナーは、「技術があればそんなの関係ない。きっと口コミで広がっていくさ」と、商売を甘く見て失敗します。

きちんとお金を生み出して成功するために、経営学は絶対に必須なのです。